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地元企業の採用活動の動向・菅原のひとりごと
【 エムジョイニュース 】2011/04/28号より抜粋
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■ 2012採用活動の各企業動向 被災学生への対応について ■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2012採用活動の地元企業の動向】 4月29日に東北新幹線が全線開通する予定で、各社の採用活動も徐々に再開 してきそうです。特に選考中だった学生についてはGW明けから選考を再開す る企業が多く、5月中・下旬に選考のピークを迎えると思われます。東北の主 力企業は震災の被害とは別に「雇用創出」という観点から採用数を増やす、ま たは予定数を確保する企業が多く、地元金融機関も積極的に動き出しています。 ただ、被害の大きな沿岸部、製造やサービス業、採用数が10名未満の中小企 業は依然業況を予想できずに採用活動に踏み切れていないのも実情です。 また、一部被災者救済の名目で補助金目的や短期雇用目的で採用活動する企業 も見受けられます。学生に選択する余裕がない状況の中でトラブルにならない か注意が必要です。適切なアドバイスをお願いします。 【被災学生の選考対応について】 日本の主力企業は、被災地(岩手・宮城・福島)の学生について増員や別途対 応を準備していますが、地元企業にとっては、優秀な学生の囲い込みや流出に 繋がり、楽観できない状況です。特に上位校では例年よりも求人数が増える傾 向もあるようです。また、採用活動の期間も長期化が予想されます。選考には ある程度柔軟な姿勢が必要と思われます。 1、選考中だった被災学生について 被災の大きさにもよりますが、まず現状確認(活動の可否)、他の選考者との 公平性が保てない場合は個別に対応する企業が多いと思われます。交通費等の 費用についても特別支給をする企業が増えています。 2、選考前(エントリーのみ)の被災学生について 改めて会社説明会を開催する企業が増えています。ただ、選考段階の学生を優 先して採用数を確保、状況をみて5月下旬~6月に再度説明会開催というプロ セスが大勢です。被災学生については「別途ご相談ください」と被災状況によ り個別の相談窓口を設置している企業もあります。ここは企業の姿勢が問われ るところです。各社慎重な取り組みをお願いいたします。 3、被災地域の学生救済のための採用について 当社にも数社から「採用数を増やしたい」という問い合わせがありましたが、 新卒の採用については、一時的な救済よりも長期的な人員計画の中で決めてい ただきたいとアドバイスしています。被災による失業者は救済が急務ですが、 新卒については自分の将来を決める大切な活動です。学生には救済ではなく、 公平な選考機会の提供と自立を促していただきたいと思います。 ☆自社の採用活動や他社の活動動向についてのお問い合わせ、ご相談は、 当社菅原が直接アドバイスさせていただきます。お気軽にご連絡ください。 ◇―――――――――――――――――――――――――――――――――◇ 中学時代、買ってもらったばかりの中古の変速自転車で友達と三陸海岸を目指 しました。リュックに海水パンツやタオルを詰め込んで、北上川を渡り、ダラ ダラ続く峠の坂を汗をかきながら登りました。日焼けした顔、ランニングに半 ズボン、昭和40年代の田舎小僧達の真夏の定番です。峠を越えると急に涼風 が海の匂いを運んできます。扇状地目掛けてブレーキをかけずに猛スピードで 降りていくと、そこには青空と大きな海原が広がります。映画「Stand by Me 」 のテーマ曲がよく似合うシーンです。皆さんも想像できますよね。笑 4月26日に、友人と登米市側から南三陸町に向かいながら、そんな光景を思 い浮かべていました。「こんなに遠かったっけ?」「あの時は海に入りたくて 夢中だったからな」その時の自転車は、今日の車よりもずっと速く感じたはず です。峠を越えると10年前のカーナビには志津川町が記されました。海側か ら白い煙が立ちこめ、埃の中に廃虚と化した合同庁舎が現れました。呆然と眺 めるしか術のない自分たちが我に返ったのは「目的地周辺です」というナビの 音声でした。 震災から50日が過ぎようとしています。 いやまだ、たった50日なのかもしれないと、この場所に来て実感します。 「地元の人に希望の光を早く与えたい」「観光に力を入れてきた街だからこそ この市(いち)でもう一度人を呼びたい」そんな思いで地元有志が立ち上がっ て「福興市」を開くという知らせをもらいました。開催にあたり、必要な備品 の確保に悩む中、「何か当社らしい支援は出来ないか?」と考えていた取引先 が応えてくれました。何と新品テント50張を南三陸町に寄贈したいと申し出 があり、この日現場確認に出向きました。 雑誌の写真やテレビの映像には匂いはありません。埃や泥の入り混じった独特 の匂いの中で、黙々と大量の瓦礫と戦っている人たち、仮設住宅を建てている 人たち、色々な人たちが明日へ向かおうとしています。自衛隊のベースキャン プがある小学校のグランドでは、ヘルメット姿の自衛官と子供たちが野球をし ていました。野球小僧たちの未来を作ることも大切な仕事ですね。 震災以来「私たちに何が出来るか?」と考えていました。ここに来てもう一度 考えさせられました。一時的な感情を敢えて捨てて、途方もなく長い道のりを 支えていく「出来ること」を見出す必要があると痛感します。 何年先になろうとも、あの青い空と海原をワクワクしながら目指した子供たち に、また出会える日が来ることを信じます。 株式会社エムジョイ 代表 菅原 誠 <南三陸町支援の取り組みについて> 当社では、南三陸町を継続的に応援していきたいと考えています。大きなこと は出来ませんが取引先様、友人知人の協力を得て、少しでもお役に立ちたいと 考えます。お手伝いいただける企業様、個人様は当社宛にご連絡ください。