「最近世の中で気になる話題は何ですか？」先日ある会社の一次面接を代行した際の学生への質問です。
「東京都知事選」「東国原知事」「いじめ」「環境問題」「赤ちゃんポスト」などなど、就職活動をしているとはいえ、若者の関心が社会に向けられていることに一瞬ホッとさせられました。

ところが理由を聞いてみると、「県知事時代浅野さんと会ったことがある」「タレントが政治に参加して楽しい」「いじめられる子が可哀想」……本当に考えているの？　「最近の若者は……」とついつい口にしたくなる世代になった小生ですが、彼らは我々の鏡であり世相の鏡だと悟りの境地に入ることにしました（笑）。

朝、通勤の車窓には、真新しい制服の学生が学校に、髪型とスーツが不釣合いな新入社員が勤務先に急ぐ姿があります。毎年この時期の活き活きした風情は、清々しさと元気を与えてくれます。それにしてもネクタイやスーツが似合わない若者が増えたと感じるのも歳のせいでしょうか？　「一服の清涼剤で終るなよ！」制服やスーツは古くなっても気持ちだけは新鮮なままでいて欲しいですね。

自宅近くの桜の老木が枝一杯に花をつけました。「毎年ご苦労さんだね」と声を掛けてあげたい気持ちになります。向かいのコンビニにライトアップされた満開の勇姿を観ると憂さを忘れてしまいます。毎年恒例「花より団子」の町内会花見ですが今年は結婚式に呼ばれて別な華を観ることになりそうです。

仙台の冬は雪もなく、桜花に久しぶりに季節を感じています。
それぞれの夢や希望の第一歩、満開の老木に乾杯！

平成19年4月13日